2022/07/05
セレンディピティ
コロナ禍をきっかけに、幸か不幸かオンラインセミナーが主催者、受講者ともにグッと身近になった。
実際に視聴するかどうは別にして、気になったものはとりあえず参加申込みだけはしておき、時間があれば参加するぐらいの気軽さでやっている。あきらか営業目的が明白なセミナーであったとしても、情報のインプットとアップデイトを目当てに必要な部分だけ視聴するようにしている。これぐらいのゆるさだと、自分と縁遠く一見畑違いと思えるようなテーマでも視聴することができる。
先日も、Peatixからのリコメンドメールきっかけで”営業おじさん座談会「ベテランから学ぶ」vol.1 ~経験と熟練の技~主催セールスギルド”というまあまあ暑苦しいテーマのオンライン座談会を視聴した。登壇者の方も登壇者の方の商品も一切存じ上げてなかったが、「営業おじさん」というパワーワードにやられてしまったのだ。
座談会自体は、営業、わけても新規顧客獲得のセールスが主軸の座談会だった。語られたトピックスとしては、できるプレイヤーができるマネージャーになるとは限らない、いまは買い手のほうが情報強者でお客さんからアプローチは普通、インサイドセールスからのセールスの仕組み化と組織づくり等、わりとわかりやすく頷ける話題が多かった。
途中、マーケティング的な思考を開陳する登壇者に対して、それを洒落臭いものとして一蹴し、場の雰囲気を全部持っていく別の登壇者が現れるなど、視聴側としては、なかなか非常に刺激的な一夜だった。
登壇者の方も商品も知らなかったとはいえ、メイン登壇者4人のうち二人が売っているプロダクトがSaaSということもあってイメージしやすかった点はある。自分も仕事として営業を行っているが、あまりセールスという文脈では仕事をしている意識はこれまでもいまもあまりない。この座談会は、基本的には徹頭徹尾、営業然、セールス然とした文脈での話題だったため、かえって自分にとって貴重な視聴となった。
うん。思いがけずヒントになる点があった。
普段の生活はもちろんだけど、学びや仕事に対しても、自分はこういう思いがけない良き出会い、言い換えるならばセレンディピティを大事にしたいんだなとあらためて再認識した。
そう。自分の合言葉はセレンディピティだ。