能書き(精神論)の多いラーメン屋

まず、トイレのドアに貼ってあったこの文章。
用を足していると自然と目に付いたので最後まで読む。

うん。いいこと書いてある。メモ用にパシャリ。

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けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる
とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる
不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる
「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもは、みじめな気持ちになる
子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる
親が他人を羨(うらや)んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる
叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう
励ましてあげれば、子どもは、自信を持つようになる
広い心で接すれば、キレる子にはならない
誉(ほ)めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ
愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ
認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる
見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる
分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ
親が正直であれば、子どもは、正直であることの大切さを知る
子どもに公平であれば、子どもは、正義感のある子に育つ
やさしく、思いやりを持って育てれば、子どもは、やさしい子に育つ
守ってあげれば、子どもは、強い子に育つ
和気あいあいとした家庭で育てば、
子どもは、この世はいいところだと思えるようになる

「子どもが育つ魔法の言葉」
ドロシー・ロー・ノルト レイチャル・ハリス




トイレを出て、カウンターに座ってラーメンが出てくるのを待つ。
カウンターなので厨房内は丸見えだ。

おおっと。厨房の中にも貼ってあるじゃないか。

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人の短所は指摘しない事
己の長所を自慢しない事
人に施しをした事を言わない事
人から施しを受けた事は
忘れない事



そうそう。
恩着せがましくするのは恥ずかしいよね。
自分がした施しは忘れてもいいけど、人から受けた恩はずっと忘れちゃダメだよね。



ん?まだある?

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人生の全ての出来事は
全て自分の心が作り出している



ぐっと哲学チックになってきたな。



三大原則

一、お客様を見て笑顔で接客します

一、大きな声で三回以上挨拶します

一、否定的な言葉は一切口にしません




無条件で受け入れられるのは最初の原則しかないなぁ。

三回も大きな声はいいです。一回で十分。
正直、声が大きすぎて耳が痛いです。

否定的な言葉は一切口にしませんとか、口に出さないところはアグリーするけど、わざわざ客に見せなくていいと思う。


まだあるんかい!

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やったらやっただけ
手をぬいたら手をぬいた
だけの人生になる




いや、まあ、そのとおりだと思うけど・・・。


う〜〜ん、もっと貼りたいけど場所がもうない。
そうだ、冷蔵庫はスペースいっぱいあるからまとめて貼っちゃえ。

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人生とは人を生かす事である



人の喜びをもって我が喜びとする



言葉が変われば人が変わる
心が変われば行動が変わる
行動が変われば人生が変わる



今のままでは
今のまんま



夢なき者に理想なし
理想なき者に計画なし
計画なき者に実行なし
実行なき者に成功なし
故に夢なき者に成功なし



五段論法。
えらいロジカル。


う〜ん、厨房内に貼ってあるから従業員向けのメッセージなんだろうけど、
厨房丸見えだから、客へのアピ−ルでもあるんだろうなぁ。

一つ一つのメッセージは、それぞれ単独で出会ったらたぶんメモしていたかもしれない。一つ一つを切り出して読めば、たしかにある面での真実はついてると思うもの。うん。

けれども、こうやってまとめられちゃうと、いい言葉もインフレをおこしちゃってスーカスーカにしかならないんだよね。

たぶん、従業員の人も入店したての頃は心に刺さったかもしれないけど、いまはきっと厨房内のいち風景として溶け込んでしまっていて何も感じてないと思うな。

別に僕はここで働いていないから関係ない。
けれども、こういう精神論的なものが過剰に目に見える形でありがたがられているということは、どういう組織風土なのか想像できる。ここでは働きたくないな。


でも、ここのラーメン、めちゃくちゃウマイんです。

いつ行っても30分は待たされるけど、待つのが苦じゃないぐらいウマイ。

サッポロ一番塩ラーメンが唯一無二の味であるように、ここのラーメンも似た味のラーメン屋が他にない。

ラーメン一般が食べたいというよりかは、ここのラーメンが食べたくて足を運んでしまう。(僕は自宅から徒歩5分)

新大阪に来る機会があるなら、駅から30分ぐらい歩くけど、ぜひ立ち寄って欲しいと強くおすすめします。



塩元帥 本店
http://tabelog.com/osaka/A2703/A270301/27013444/

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